こんにちは。管理栄養士の村山弘美です。
「ファスティングでは、頭痛しますか?」
「頭痛がしたら、どうしたらいいですか?」
「ファスティング中に梅干しを食べるといいと聞きましたが、どれくらい食べていいですか?」
といったお声をいただきます。
実際に、ファスティングで起こる反応として、最も多いのが頭痛です。
そして、自己流ファスティングで頭痛がひどくて、途中でリタイアしてしまった・・
そんなお話も耳にします。
今日は、安全に安心してファスティングを行えるように、頭痛の原因と対処方法をご紹介します。
ぜひ一緒に、頭痛に悩む辛いファスティングから卒業しましょう。
ファスティングで頭痛がした時の原因と対処方法

結論から言えば、頭痛の原因になるカフェインや甘い物の過剰摂取を控えることで、頭痛のリスクはグッと減ります。
つまり、準備食を取らずに断食の直前まで、カフェインや甘い物を摂ったまま断食に入ると、ひどい頭痛に悩まされる傾向にあります。
ファスティングの頭痛は、カフェインが原因だったかも?

ファスティングをすると決めたら、すぐ取り組んでいただきたいことがございます!
それは、普段のカフェイン摂取を振り返り、カフェインを抜くことです。
この取り組みが早ければ早い程、断食中に頭痛で苦しむリスクはグッと減ります。
「カフェイン離脱頭痛」という言葉があるように、カフェインを抜くと1日~2日後から離脱症状として頭痛が起きることがあります。
この頭痛は、ファスティングによる好転反応ではなく、普段のカフェイン摂取による離脱症状で起きています。
なので、本格的な断食に入る前準備でカフェインを抜いておくことが最も大切です。
カフェインってどんなものに含まれているの?
日常、口にするもので多いのは、コーヒーではないでしょうか。
まずはコーヒーの摂取を止め、ノンカフェインのハーブティーに替えることをオススメします。
コーヒー以外にも、紅茶や緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶にも含まれ、ココアやコーラにも含まれています。
そして、カフェインの効果に眠気覚ましや疲労回復があることから、元気の出る系のエナジードリンクや栄養ドリンクにも多く含まれています。
また、頭痛薬や鎮痛剤にも含まれているため、常用している方は要注意です。
コーヒーだけではなく、あらゆるところにカフェインが潜んでいるんだ!と、認識して、
普段、お飲みになっている飲料を振り返ってみましょう!
何より、カフェインは依存性(習慣性)があります。
そのため、カフェインに頼っている方は、コーヒーだけではなく、複合的にカフェインを摂取している可能性があります。
それでは、まず、飲み物やサプリ等も見直してみてくださいね。
まずは、断食1週間前から、カフェインを控えよう!
本格的な断食の1週間程前から、カフェインを抜きましょう!
準備8割、本番2割で、ファスティングに挑みたいところです。
ファスティングの頭痛はいつもで続くの?
ここでカフェインフリーが出来たら、本格的な断食での頭痛対策ができます。
もし、離脱症状による頭痛に苦しんでも1~2日を超えると楽になっていきます。
なので、「3日目・4日目には解消していること」をイメージして乗り越えましょう。
合わせて読んで欲しいブログはこちら
★コーヒー以外もご注意!飲み物のカフェインの量はどれくらい?
★飲み物だけではない!チョコレートにカフェインが入っているって本当?
ファスティング|低血糖による頭痛にも気をつけて!

普段から砂糖たっぷりのスイーツやチョコ、アイスクリームや洋菓子・和菓子など甘い物の摂取は多くありませんか?
もし、これらの摂取が多いと血糖値の乱高下を招き、ファスティング初期にエネルギー不足を感じやすくなります。
これも、辛いファスティングに繋がります。
それだけではなく、普段の糖質過多がファスティング中の頭痛を引き起こす原因にもなります。
低血糖でなぜ頭痛が起きるの?
普段から甘い物(糖)に身体が依存していると、ファスティングで糖の摂取が減ることでエネルギー不足になります。
これは脳も同様で、不足を補うために必死に糖を要求するようになります。
その際、「糖が欲しいよー!」「ちょうだい!ちょうだい!」と脳の血管を広げて糖を要求します!
そのためズキズキするように痛み、ボーーーと押し広げられるような頭の重さを感じるのです。
低血糖による頭痛の対処方法
ファスティングドリンク(糖質)の飲む量と回数を増やしてみましょう。
ドリンクを飲むときは原液のままではなく、水で薄めてお飲みください。
薄めたドリンクを飲む回数を増やすことで血糖値も安定しやすくなります。
低血糖による頭痛|吐き気が伴う場合は要注意!
低血糖には、頭痛以外にも不安や手の震え、発汗、吐き気などがあります。
頭痛だけではなく、これらの症状も合わせて出ている場合は中止することも検討する必要があります。
無理はしないでください!一度、リタイアして仕切り直しましょう。
合わせて読んで欲しいブログはこちらです。
ファスティング|塩分不足による頭痛

普段から塩分を摂り過ぎていると、断食に入って低ナトリウム状態になることがあります。
塩分をたくさん摂っているのに、低ナトリウム状態!?と思いますか?
断食に入ると塩分の摂取量が減ります。
しかし、身体はとくに断食の初日は、いつも通り塩分(ナトリウム)を排泄してしまいます。
その際、普段からの塩分摂取量が多い方ほど、通常通り排泄されて低ナトリウム状態になってしまうのです。
ナトリウム濃度が下がると血管は拡張して、頭痛を起こすことがあります。
低ナトリウムによる頭痛の対処方法

塩分不足の頭痛での対処方法は、
・梅干しを食べる
・天然塩を摂る
・準備食で薄味にする
まずは、この3点が基本となります。
ファスティング中は、お水と酵素ドリンク以外にも、梅干しや天然塩をご用意くださいね。
ファスティング|脱水による頭痛も心配!

ファスティング中は、筋肉や細胞に水分を摂り込むミネラル(ナトリウム・カリウム)が不足して、ご自身が自覚している以上に脱水を起こしやすいです。
そして、頭痛とともにぐったり力が出ない・・・といった状態に!
脱水による頭痛の対処方法
水分と塩分(ミネラルの含有量の多い天然塩、または梅干)を両方、こまめに摂取する。
もし、お水が1.5リットル以上飲めない場合は、無理に断食をするのではなく、水分摂取ができるようになってからスタートしましょう。
それでは、まとめです。
まとめ
今日は、ファスティングの頭痛について、原因と対策をお伝えしました。
ファスティング中の頭痛は好転反応とも言われていますが、準備と断食中の適正な対処方法で乗り越えることができる症状の一つです。
もちろん、あまりに辛い場合は無理せず中止してください!
ファスティングで頭痛を減らす3つのこと
●カフェインを控える
●甘い物の摂取を控える
●薄味を心がける
断食中の頭痛対策に欠かせない3つのアイテム
●低血糖による頭痛は、ファスティングドリンクの飲む量・回数を増やす
●低ナトリウムによる頭痛は、天然塩または梅干を摂る
●脱水による頭痛は、お水と塩分を一緒に摂る
つまり、ファスティングドリンクを多めに小まめに飲みながら、梅干・天然塩とお水の摂取も忘れなければ対処できます。
脱塩は危険なので、ファスティングドリンク以外にも天然塩と梅干をご用意くださいね。
それでは、今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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