こんにちは!
管理栄養士の村山です。
以前、ファスティング後にリバウンドしないための食事方法についてブログを書きましたが、今回はファスティング全体でリバウンドの原因と対策について紹介します。
ファスティングでなかなか結果を出せない人でも、ファスティングでリバウンドする原因と対策を知るだけで、確実にファスティングに成功し結果を出すことができます。
なので、ファスティングで思うように結果が出ない!リバウンドしてしまった!という方は、是非、このブログを参考にしてチャレンジくださいね。
では、ファスティングでリバウンドする5つの原因と対処法を紹介します。
ファスティングでリバウンドする人続出?
よく『ファスティングでリバウンドしませんか?』と聞かれます!
実際に、自己流ファスティングでリバウンドする人は多くいますし、ちょっと油断するとリバウンドしてしまう!
そんな人にはある共通点がありますので、ここで紹介したいと思います。
ファスティングでリバウンドする5つの原因と対処法
①無理のあるファスティングスケジュール

まず、大切なことはファスティングには3つのステップがあることを理解しましょう。
ファスティングというと『断食』に最も意識がいきやすいですが、実際には断食より準備食と回復食のほうが課題が多いです。
ファスティングの3つのステップ
- 準備食・・・断食に向けて油っこい食事や高カロリーな食事は控えて、さっぱりとした和食中心の食事をします。
- 断食・・・基本、ファスティング専用ドリンクと水で過ごします。
- 回復食・・・お粥や味噌汁、納豆や煮物等、消化に負担のかからない食事からスタートします。
リバウンドの原因になるファスティングスケジュールとは?
3日間断食の場合は、準備食2日間・断食3日間・回復食3日間の計8日間です。
スケジュールを組むときに、断食の3日間だけ都合がつけば、ファスティングが出来ると思うかもしれません。
しかし、安全にファスティングをする、リバウンドをしないためには、準備食・回復食が丁寧にどれくらい行えるかで成果が変わってきます。
体重を落とすためには、断食を長くやればいい!と思われるかもしれませんが、いくら断食を長くやって体重が落ちたとしても、回復食が油っこい食事、外食続きでしっかりできていない・・・
そんなスケジュールでは、断食期間で痩せること自体はできても、回復食が始まった途端リバウンドしてしまいます。
ファスティングでリバウンドしないスケジュールとは?
準備食1日目・・・外食をするならそばや和食中心にしましょう。
準備食2日目・・・断食前日は、お肉や油ものは控えて、外食では雑炊、野菜、和食中心の食事にしましょう。
ファスティング専用ドリンクと水で断食3日間を過ごします。
回復食1日目・・・断食明けに食べる食事は、すっきり大根やおゆも・味噌汁からスタートします。
おもゆや味噌汁など自炊ができない場合は、回復食向きのレトルトを利用して、最大限食事に気を付けていきます。
回復食では、薄味にも心がけたいので、そういった意味ではこの日だけは、油っこい食事、味の濃い外食を避け、自炊または回復食向けのレトルトで自宅で食事をしたいですね。
回復食2日目・3日目・・・決して外食がNGなわけではないですが、例えば焼肉、ラーメン、洋食、イタリアン、スイーツ等を食べればすぐにリバウンドします。
もし仮に回復食中に外食になるのなら、オーガニックの野菜中心のお店を予め探しておくとか、カロリー表示を見て高カロリーな食事は避ける等工夫が必要です。
ここで無頓着に、普段の食事に戻してしまったら、断食で落せた体重を台無しにしてしまいます。

なので、断食の3日間だけではなく、全8日間のスケジュールをしっかり組めることがとても重要です。
全8日間、一切外食がないというのは、なかなか難しいかもしれませんが、『外食をするメンバーによっては融通が利くのか』『食事はある程度選べれるのか』この辺りも吟味して無理のないファスティングスケジュールを組みましょう!
断食期間が短くなったとしても、回復食1日目・2日目の食事に気を付けられると良いですね。
意識することは、『断食を1日でも多く長くやる』ことではなく、『回復食を1日でも丁寧に行う』ことのほうが大切です。
ファスティングの3つのステップを飛ばすことなく踏んでこそ、ファスティングで成功できますよ。
ちなみに、外食でまず役立つのが『そば』です。
↑こちらのブログ記事も参考にしてください(^^)/
②代謝が落ちるファスティング方法をしている
断食中にファスティング専用ドリンクを使っていますか?
水だけ断食やスムージー断食は、筋肉が落ちる断食になり、代謝が落ちてしまいます。
ファスティングでドリンクを使う目的は、カロリーを摂りながら、出来る限り筋肉を落とさず断食をすることです。
使用するファスティングドリンクの選び方もポイントになってきますが、まずは『水だけ断食』『スムージーでの断食』ではなく、ファスティングドリンクを使ってファスティングをしましょう。
ちなみに、スムージーでファスティングなんてしてないですよね?

無農薬のお野菜や果物で作ったこだわりのお手製ドリンクでファスティング。
このドリンク自体には栄養素もあり良いと思うのですが、ファスティングをするという意味では向きません。
特に48時間を超える断食には、スムージーではなく、ファスティング専用ドリンクが必須です。
スムージーはあくまで、足し算の食事法で、お野菜や果物の栄養素を摂るという意味では良いと思います。
ただファスティングでは、デトックス・脂肪の燃焼・体本来の働き・機能を取り戻すことが期待できます。
これは、ファスティングが引き算の健康法だからこそ、デトックス・リセット効果を引き出せるのです。
しかし、水だけ断食やスムージーファスティングでは、デトックス、遺伝子の活性化などはなかなかうまく機能しない場合があるのです。
ファスティングをするのなら、デトックス・脂肪の燃焼・そして体本来の機能を取り戻したいではありませんか。
ファスティング専用ドリンクを利用して、必要な栄養素は吸収しやすいカタチで摂りながら、体の成長ホルモンだったり、若返りホルモンを活性化させるのです。
そうすることで、自分の中に備わっている「からだを治すぞー」「整えるぞー」「キレイに修復するぞー」という力を最大限に発揮させる、これがファスティングの正しいあり方です。
自家製スムージーは、不足しがちな野菜や果物を摂取するためのものとして取り入れてくださいね。
③ドリンクの選び方が間違っている

ファスティングで使用するドリンクを選ぶ時のポイントは、
甘味料を使っていないこと
この2点がまずはポイントとなります。
他にも、エネルギー代謝に必要なマグネシウムが入っているか等ポイントはありますが、リバウンドしないためには甘味料が使われていない事はすごく大切なことです!
飲みやすいように、添加されている物が多くありますので値段だけではなく表示もしっかり見て吟味してくださいね。
せっかくファスティングに時間とお金を使うのなら本物のドリンク、実績のあるドリンクを使いましょう。
④回復食で気を抜く

先ほど、スケジュールのところでも回復食が大切です。とお話しましたが、スケジュールは確保できていても、気持ちが『断食』で途切れる方がたまにいます。
『断食・断食』を断食にばかり意識がいって、回復食が始まると、食べられる解放感からか、油断・気を抜いてしまう方。
『回復食までがファスティングなんだ!』と心積もりをしてからファスティングに入りましょうね。
回復食は、ご飯やお粥からではなく、おもゆからスタートし、スッキリ大根を煮ておくなど準備が必要です。
回復食が準備不足だと、すぐ元の食生活に戻ってリバウンドしてしまうので、回復食のレシピを確認して準備をしておきましょう。
◆3日間ファスティングのやり方◆この記事でファスティングのやり方について解説しています。回復食についても紹介しているので合わせてご覧ください。
⑤定期的にファスティングを行っていない

ファスティングは、一時的にただ痩せるだけではなく、ファスティングを繰り返しながら『痩せ体質』にすることが正しい表現かもしれません。
なぜ『痩せ体質』を作れるのかというと、脂肪組織はエネルギー貯蔵庫であるだけではなく、内分泌器官(ホルモンを作る)なのです。
その脂肪組織で分泌されているホルモンに『レプチン』があります。
このレプチンは、ギリシャ語で『痩せる』という言葉であり、このホルモンの効きが食欲にも影響しています。
ちなみに、脂肪細胞が肥大化しているとレプチンの効きが悪くなり、食欲のコントロールが効かなくなります。
つまり、ファスティングで脂肪燃焼を効率的に行うことで、徐々に生産効率の悪いレプチンの作りを良くしていくことがファスティングの目的なのです。
一時的に痩せて喜ぶのではなく、ファスティングを繰り返すうちに『痩せ体質』になることが本当の意味でリバウンドを遠ざける方法なのです。
まとめ
①無理のあるファスティングスケジュール
ついつい『断食』ばかりに意識がいきやすいですが、準備食・回復食もスケジュールを確保できればできる程、リバウンドをしないための準備ができます。
ぜひ、スケジュールを決めると時は、3日間断食の場合は全8日間のスケジュールを確保くださいね。
②代謝が落ちるファスティング方法をしている
水だけ断食、スムージーファスティングではなく、代謝を落とさないためにはファスティング専用ドリンクを使用しながら安全に行っていきましょう。
③ドリンクの選び方が間違っている
添加物、甘味料を含むファスティングドリンクは避けて、実績のあるファスティング専用ドリンクを使用しましょう。
④回復食で気を抜く
繰り返しになりますが、『断食・断食』を断食にばかり意識がいって、回復食が始まると、食べられる解放感からか、油断・気を抜いてしまう方は、『回復食までがファスティングなんだ!』と心積もりをしてからファスティングに入りましょうね。
⑤定期的にファスティングを行っていない
ファスティングで一時的に痩せるだけではなく、本当の意味でリバウンドを遠ざけるためには定期定にファスティングをすることで、レプチンの分泌を正常にして食欲のコントロールをしていくことで『痩せ体質』を作っていきましょう。
ちなみに、ファスティング体験者様の声なのですが、

過去2回のファスティングで失敗、リバウンドしている方でも、準備食・回復食をしっかり行えば、このような結果が出ましたよ。
では、今日もお読みいただきありがとうございました。
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