こんにちは。管理栄養士の村山です。
カフェインというと、コーヒーのイメージが強いですが、紅茶やお茶にも含まれています。
それだけではなく、コーラなどの清涼飲料水にも入っているのは、ご存知ですか?
実は、コーヒー以外にも、様々な飲み物に含まれています。
『えっ!こんな飲み物にもカフェインが入っていたんだ!』
『コーヒーだけ気を付ければいいと思っていた!』
今日は、カフェインの含有量が多い飲み物についてお伝えします。
カフェインを過剰摂取すると、どんな症状が出るの?
厚生労働省は、カフェインの過剰摂取について注意喚起しています。
カフェインを摂りすぎると、健康へのリスクがあるからです。
●めまい
●心拍数の増加
●動悸
●興奮
●不安
●震え
●不眠症
●下痢
●吐き気
●頭痛
●イライラ感
などが、言われています。
カフェインの摂取によって、眠気覚ましや疲労回復、集中力アップなどのメリットもあります。
しかし、カフェインを過剰摂取した場合は、デメリットが際立ちます。
コーヒーや飲み物のカフェインの含有量について
どの食品に、カフェインがどれくらい含まれているのか見ていきましょう。

カフェインを多く添加している清涼飲料水は、商品によって異なりますが、カフェインの含有量が32~300mg/100mlと多いです。
ここに、コーラや元気の出る系のエナジードリンクが入ります。
とくに、エナジードリンクで含有量の多いものは、コーヒー2杯分に相当するものも!
カフェインは、1日どれくらい飲んでもいいの?
日々の生活の中で、カフェインの力を借りたいときもあると思います。
カフェインは、中枢神経系を刺激するので、やる気や集中力が高まります。
その反面、刺激しすぎると、めまいや動悸を感じることがあります。
1日のカフェイン摂取量の目安
日本では、カフェインの1日の摂取量について設定はありませんが、海外には1日の摂取量を示しているところもあります。
カナダ保健省(HC)では、健康な成人は、最大400mg/日(237mlのマグカップで3杯程度)までにするよう呼びかけています。
そして、とくに注意したいのが、妊娠している女性のカフェイン摂取です。
妊婦は、コーヒー1日何杯まで飲んでもいいの?
WHOでは、『妊婦はコーヒーの摂取量を1日3~4杯までにすべき』だと示しています。
WHOより厳しい、英国食品基準庁(FSA)では、妊婦は、カフェイン摂取量を200mg(マグカップ2杯程度)に制限するよう求めています。
コーヒー以外の飲み物にも気を付けて!
「コーヒーがダメなら、日本茶で」と思うかもしれませんが、カフェインが入っています。
煎茶やウーロン茶、ほうじ茶、玄米茶にも含まれています。
また、カフェイン中毒の方は、コーヒーだけではなく、複合的に摂っていることもあります。
この機会に、ご自身が飲んでいる飲み物を見直してみましょう。
飲み物以外では、チョコレートにもカフェインは入っています。
飲み物だけではない!チョコレートにカフェインが入っているって本当?こちらの記事も合わせてお読みください。
それでは、今日のまとめです。
まとめ
コーヒー以外の飲み物にもカフェインが入っています。
コーラやエナジードリンクなどの清涼飲料水は、多く入っている物もあるので気を付けましょう。
コーヒー好きな方は、コーヒー以外でもカフェインを摂っていないか?
この機会に振り返って、多飲を見直してみましょうね。
それでは、今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考資料:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
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