こんにちは。管理栄養士の村山です。
ファスティングで体重が減らないだけではなく、『ファスティングをして体重が増えた!』という方もいらっしゃいます。
食べていないのに・・・。
なんで増えちゃったの?と思うかもしれません。
今日は、ファスティングで体重が減らない、むしろ増えてしまう原因についてお伝えします。
ファスティングで体重が増える人は、むくみが原因かも?
ファスティング中に体重が減らない、むしろ増えた方は、『水太り』しているかもしれません!
固形物は摂りませんが、ファスティング中は水分・液体のドリンクから栄養素を摂ります。
そのため、 もともとむくみやすい人は、断食中に摂った水分を溜め込んだ可能性 があります。
増えた分=水分になります。
むくみやすい人の特徴
睡眠不足だと、朝起きた時に顔がパンパンにむくんでいる・・
お酒を飲み過ぎた次の日は、むくみがひどい・・
そのような経験もあるかもしれません!
むくみの原因は様々ですが、睡眠不足や運動不足、カフェインやアルコールの摂り過ぎ、甘い物や塩分の多い加工食品の食べ過ぎはありませんか?
そして、むくみが強い人は、『身体がだるい、重たい』と日常的に感じています。
むくみの原因について
むくみが気になるから、ファスティング中に水分を控えるのは間違いです!
安易に水分を控えるのではなく、『むくみを取る方法』を普段から取り入れて、ファスティングにチャレンジしましょう。
①むくみの原因は水分なの?
あなたは、普段から水分を摂っていますか?
もし、あまり水分を摂らない場合は、水分が不足気味のため『体が水分を欲している』のが原因かもしれません。
②コーヒーなどのカフェインやアルコールをよく飲む
カフェインやアルコールには利尿作用があります。
利尿作用があるのであれば、いっぱい飲んだほうが良いのではないかと思うかもしれません。
しかし、利尿作用が強すぎると、反対に体の水分が失われます。
コーヒー以外もご注意!飲み物のカフェインの量はどれくらい?こちらのブログでコーヒー以外のカフェイン量について紹介しています。
ファスティング中に、ちゃんと尿は出ていますか?
普段からカフェインの力を借りて、排尿をしている方の場合、ファスティングでコーヒーなどのカフェインを抜くことによって、うまく排尿できていないことが考えられます。
もし、水分を摂っている割に、トイレに行く回数が少ない、もしくはいつもと変わらないということであれば、ファスティングと相性の良いノンカフェインで利尿作用があるルイボスティーを飲みましょう。
③運動不足
筋肉量の少ない女性のほうが男性より、むくみやすいです。
運動不足や筋力の低下は、血液やリンパ液が滞りやすくなります。
④腎臓・肝臓の機能低下
腎臓は、血液をろ過し、余分な水分や老廃物を体外に排泄します。
腎臓と肝臓の機能が低下していると、水太りしやすくなります。
⑤塩分の摂り過ぎ
塩分を摂り過ぎると、水を溜め込みやすくなります。
外食や加工品が多いと味も濃いため、塩分を摂り過ぎてしまいます。
むくみを取る方法
①嗜好品の飲料を減らして、クリーンなお水を飲む

普段からコーヒーや紅茶などのカフェインやアルコール飲料ではなく、『お水』を飲む習慣を身につけましょう。
その際に、一気にたくさん飲むのではなく、1回量は少なくて良いので、飲む頻度を増やして小まめに飲みましょう。
②湯舟に浸かる
体を温め、巡りを良くするためにも、シャワーで済ませるのではなく、湯舟に浸かりましょう。
湯舟に浸かることで、水圧効果があり、むくみ解消になります。
③運動をする・座りっぱなしにしない

筋力が少なく、デスクワークの女性は、仕事が終わったころに足がパンパンに浮腫んでいる!という経験もあるのではないでしょうか?
座りっぱなしではなく、ストレッチをしたり、小まめに生活のなかで歩くように心がけましょう。
それでは、まとめです。
まとめ
今日は、ファスティングで体重が減らないだけではなく、増えた!というお悩みについて解説しました。
増えた分=水分です。
便や尿は出ていますか?
もし、便や尿の出が悪いようなら、
●普段水分量や少なく、体が欲して『水太り』している
●カフェインやアルコールなどを飲み過ぎている
●運動不足や座りっぱなし
●腎臓・肝臓の機能が低下して尿の出が悪い
●塩分の摂り過ぎ(普段の食事で)
が考えられます。
ファスティング中でも試すことができる「むくみを取る方法」は、
●ファスティングの前から嗜好飲料を減らし、クリーンなお水を飲む
または、ファスティング中であれば、ノンカフェインのルイボスティーがおすすめです。
●湯舟に浸かる
●ウォーキングや小まめに動く
それでは、安易に水分を控えるのではなく、正しい水分補給と、むくみを取る方法を活用しながら、ファスティングを進めていきましょう。
それでは、お読みいただき、ありがとうございました。
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